FACTOR 6 PEARLY GATES ESSENTIAL made in Japan.
最高のストレッチ性能とドレス感を両立したボトムス

パーリーゲイツがその誕生からずっと愛し続けている日本国内での上質なものづくり。
その素晴らしさを、PEARLY GATES ESSENTIALを通して改めてゴルファーたちにお届けします。

“伸びて、軽くて、動きやすい”
最上級の穿き心地を求めて。
伝統と挑戦が融合した確かな技術。

ゴルフのボトムスにとって大事なのは、品のある見た目、通気性などの機能性だけでなく、
スムーズに動いたりしゃがんだりできる「ストレッチ性能」だ。パーリーゲイツでは、糸の段階からブランド独自のものを設計し、最高のストレッチ性と軽量性を兼ね備えた1本を、妥協なく作り上げた。

最高のキックバック性能を求めて

ゴルフパンツに求められるものは意外と多い。まず、ゴルフ場のドレスコードに合った、ある程度のきちんと感を備えていること。野外でのスポーツなので、汗をすばやく吸って発散させる吸水速乾性や通気性も大事。他にも日差しを跳ね返す遮熱性、UVカット機能などが挙げられるが、なかでも重要なのはストレッチ性能だ。スイングしたりしゃがんだりしたときに突っ張らず、足の動きを妨げないことは、良いゴルフパンツの第一条件と言ってもいい。

パーリーゲイツ エッセンシャルのパンツでも、高いストレッチ性を重視している。生地を手掛けるのは大阪の熊取町にファクトリーを持ち、ストレッチ織物を得意とする「橘織物」だ。趣を感じるファクトリー内には、職人の作業が美しい光景の一部として目に入る。

橘織物は1950年創業。数千本もの経糸(たていと)を巻き取って糊付けするサイジングと言われる工程は重要で、いい織物に仕上げるためのキモだという。

ストレッチ生地が伸びる理由は、緯糸(よこいと)にポリウレタン繊維を使うから。しかしポリウレタンはゴムのような繊維なので変化しやすくそれを含む糸は設計次第では、目標とするストレッチ性にならない場合もある。求めるストレッチ性を確保するため、まず特殊な糸を用意するところからパーリーゲイツのパンツ作りは始まっている。橘織物の堀江正通主任は、次のように説明してくれた。

ここにしかないバイオーダーの生地作り
膨大な知識と情報のもと作り上げる

「生地作りにおいて、キックバックが強いというところをすごく大事にさせていただいています。伸びて、またしっかり戻ってくるということですね。キックバック感の確保のためにも特殊な糸が必要で、我々専用の設定条件のもとバイオーダーで作っています。」

それを組織や密度に工夫を凝らしたうえで織り上げると、非常によく伸びて、なおかつ軽く、動きやすいゴルフパンツの生地が出来上がる。しかし問題は、キックバックが強いと織りも染色加工も難易度が上がっていくことだ。ポリウレタンは染色加工を経て縮んでいく性質をもつ。ストレッチ性の強い織物は染色加工の難易度が高く、ときには巻き込まれたコピー用紙のようにシワがついてしまうこともあるという。染色を行うのは国内有数の染色加工ファクトリーとして知られる徳島県の「倉敷紡績徳島工場」だが、担当の永市弘樹氏も、見本反を使った試験を何度も何度も繰り返したのだという。

ポリウレタンが含まれる糸は伸縮性に優れるため、培った経験や知識を基に安定して緯糸を経糸に織り込んでいく。

織り上げた生地を1点ずつ検品している。

「熱や蒸気を使って、ポリウレタンの伸縮性を少し弱らせて染色加工しやすくすることもできるんです。ただ、それをやってしまうとせっかくの強いキックバック性が失われてしまいます。パーリーゲイツさんが求める性能、ストレッチ感、生地の風合い。その高いレベルに達さなくなってしまっては意味がないんです。」

美しい「深いネイビー」を求めて

パーリーゲイツのアイデンティティーカラーである「深いネイビー」。シーンを選ばずに手にとりやすい“色”への追求は、技術と知識を緻密なアプローチのもと完成する。
「倉敷紡績徳島工場」では黒での洗濯による色落ちを軽減する加工を行えるが、パーリーゲイツはこれをトラッドブランドらしい「深いネイビー」でオーダーした。しかし、これが難しかった。ネイビーはさまざまな色の要素が混ざって成立している色なので、他の色が浮き出やすくなり、格段に難度が上がる。

パーリーゲイツの“深いネイビー”。黒ではなく有彩色のため調整には緻密さを要する。

「綺麗ごとではなく、『色』がもたらしてくれる影響力を信じています。パーリーゲイツさんの色に真剣な想いがあるからこそ、ここまで追求できると思っています。僕らにとっても、その姿勢が有難いことなんです。」
信頼のおける関係性のもと、上質でここにしかない、パーリーゲイツ エッセンシャルの生地が完成していく。

パーリーゲイツの要望に熱意をもって対応する橘織物の堀江氏
と織り上がった生地の魅力を最大限引き出すよう染色方法を考案する「倉敷紡績徳島工場」の永市氏。

確かなソーイング技術と緻密な計算とで仕立て上げる

仕立ては、霧島を望む眺望の美しい立地にあるファクトリー宮崎県都城市の「TSIソーイング」で縫製を行われる。

ファクトリー内は整理整頓され、チームワークの良さがわかる。後進の育成にも積極的で、若い人材を積極的に雇用し、ものづくりに携わる23歳以下の技能大会「技能五輪全国大会」で金賞をとった縫製士もいる。働く人それぞれの特性を見極め、それぞれが活きる形で作業分けがなされているのが特長。そんなものづくりの最高の環境のもと、パーリーゲイツ エッセンシャルのボトムスが仕立てられる。

パーリーゲイツ エッセンシャルのボトムスは1点ずつ熟練の職人により縫われていく。

TSIソーイングは、良質なソーイング技術を裏付ける緻密な計算にひと際長けているのが特徴だ。
パーリーゲイツ・エッセンシャルのパンツはストレッチ性がひときわ強い。そのため、CADでパターンの落とし込みの後、生地はまずスポンジングマシーンと呼ばれる機械にかけられる。張力や歪みを抑え、裁断後の裁ち縮みを防ぐための工程だ。マシーンの扱いは長年の知識に基づき緻密に設定されている。その後、マシーンで正確に裁断され縫製となるのだ。

ミニマムなデザインであるからこそ求められる高い技術と意識

「パーリーゲイツ・エッセンシャルのアイテムはシンプルながら細かい工程が非常に多く、複雑で難しい」とオペレーターのリーダーである松﨑 千亜紀氏。
「30番手の(太い)糸を使いますが、ステッチひとつで、糸調子の調節も含めて工程が複雑になります。今回のエッセンシャルのアイテムも、ぱっと見はこれまでとそれほど変わりませんでしたが、ベルトテープが付くようになっていたり、これまでより複雑になっていました。ですから、毎朝オペレーターに不良を作らないよう話をしています」

立体的な“フライングラビット”

パーリーゲイツを代表する“フライングラビット”。ボトムスにもさりげなくデザインされている。立体的でふっくらとした刺繍は、実はネイビーの刺繍に上からさらに白のフライングラビットが施されたもの。パーリーゲイツのアイデンティティーカラーであるネイビーと白のコントラストのこだわりが、立体的な刺繍となってボトムスの魅力となって存在する。

2202本の本数で打ち込まれる刺繍

CADや最新の機械を使用し正確で計算された一面と、素晴らしい連携と職人の技術で一点ずつ仕立てていくオーセンティックな一面とを持ち合わせた縫製ファクトリー。そこにあるのは、現在の技術と受け継がれる技術と志の高さ、その両方が活かされたものづくりがあった。

パーリーゲイツ エッセンシャルのボトムス。
その1本には、職人たちのあくなき追求と
確かなる技術により完成しました。

日本各地で作られる確かなるクオリティ。
それが、新しいPEARLY GATES ESSENTIALです。

■PEARLY GATES ESSENTIAL made in Japan.
発売日:2023年3月10日(金)より全国直営店舗及び公式オンラインストアにて順次発売。