FACTOR 4 PEARLY GATES ESSENTIAL made in Japan.
クラフトマンシップが作り出したシンプルでハイブリッドなTシャツ

パーリーゲイツがその誕生からずっと愛し続けている日本国内での上質なものづくり。
その素晴らしさを、PEARLY GATES ESSENTIALを通して改めてゴルファーたちにお届けします。

通常のTシャツとは一線を画した
ふわりと軽やかな素材感。
上質な佇まいと機能性とを
兼ね備えたものづくり。

Tシャツは基本ともいえるアイテム。
パーリーゲイツ エッセンシャルのTシャツは
最高の着心地と機能性を追い求め作られる。
鍵となる生地の編立を手掛けるのは、綿の生産加工に長い歴史を持つ和歌山県にあるファクトリーだ。

美しい情景のなか生まれるクリエイション

日本の美しい四季の情景のひとつ、きれいに色づいた果実を蓄えるミカンの樹々が立ち並ぶ和歌山県有田市。そこに、パーリーゲイツ エッセンシャルのTシャツの生地を生産する「ミックテキスタイル」はある。

この地では綿花の生産・加工も盛んに行なわれていた。

和歌山は綿花の生産・加工も昔から盛んでした。大戦のときに、軍用の肌着を作っていた背景があるんですよ」と、同社の上前渉・取締役営業部長は語る。

そんな繊維産業が根付く地に居を構えるミックテキスタイルは創業51年目。有田の地場産業として長きにわたり雇用を生み出しながら、技術継承を行ってきた。ファクトリーに到着すると、倉庫には世界各地から集められた原料がうず高く積まれている。工場内ではたくさんの編み機が回転し、次々と生地が編まれては検反に回されていた。

パーリーゲイツのために作られていたのは、次のコレクションで使用されるエイトロックカノコの生地。エイトロックカノコとは、簡単にいえば天竺とカノコの中間ともいえる生地で、通常のカノコよりも編むのは難しくなる。今回の生地は綿糸と、東レ(株)開発の高機能ポリエステル糸 アロフト®※①をミックスしたもの。伸縮性があり、メッシュ状になっているので通気性に優れ、紫外線遮蔽効果もあるという。それをTシャツに使うことで、機能性を持たせるわけである。

糸の選定から編み上げまでパーリーゲイツ独自の手法で行う。

最高の着心地を求めて。

「パーリーゲイツさんで使う生地はだいたいオリジナルです。どういう糸を使って、どういう編地にするのか。品番ごとにすべて打ち合わせして作る形になっています。流通しているものをそのまま使うケースはほとんどありません。サンプルから生産に至るまで、4~5回くらい試し編みをしたり、見てもらったあとフィードバックをいただいて、また試作するの繰り返しです。」と語るのは代表取締役社長・関敏男氏。

もちろん作業工程で、問題が発生することもある。たとえば生地に吸水速乾の機能を持たせたい場合。機能を重視すると生地が硬くなる。かといって柔らかくすれば、今度は吸水力が落ちる。どれだけハイレベルなところで折り合いをつけられるか、そこが勝負になってくる。

編み上がった生地をチェックする小黒氏と上前氏。

何度も何度も繰り返しサンプルをやり取りし、完成形に近づけていく。「その思いの強さには感心します。」と、パーリーゲイツとミックテキスタイルの間に入って生産管理を担っているスティングレイの小黒康弘氏も語っている。4回、5回と試し編みを行うのは、業界でもなかなか珍しいようだ。

「試し編み」とひとこと書くのは簡単だが、実際に作業を行う方は大変である。編み機には「カム」と呼ばれるカートリッジ状の部品が無数に組み込まれ、その組み合わせによって編み方が変わってくる。
編み方が少し変われば、カムの組成も変わる。エイトロックカノコを編むためには72個ものカムがセットされるのだが、やり直すたびに機械を止め、すべて取り外し、糸くずを洗って、組み直さなくてはならない。顧客の望むものを届けるためには妥協なし、その思いから他にはない着心地が生まれるのだ。

これが「カム」。この組み合わせによって生地の編み方を変えていく。

オリジナルの生地開発だからこその、産みの苦しみ。

「商品になって、店頭で着ているのを見たり、リピーターがいると聞いたときは嬉しくなりますし、やりがいもあります。産みの苦しみが報われる、瞬間じゃないですけど。苦しんだ分、なんかいいですよね(笑)。」(小黒氏)

柔らかなお人柄の小黒氏。地場産業として有田を支えるミックテキスタイル従業員のみなさん。

※1:アロフト®は、東レ株式会社の登録商標です。

着用するごとにプレミアムな実感を。

仕立てとなる縫製の鍵となるのは、Tシャツのネックの仕立て。パターンのシルエットはもちろんだが、いわばTシャツの“顔”となる部分をいかに美しく、繰り返しの洗濯にも耐えるようタフに作れるかに最大限の力を注ぐ。

いせ込みの仕方と、生地のバランスをみて最適に調整されている。着用したときに襟もとがピッタリとはまるように、適度に伸ばしながらいせ込むのは、技術が必要。任せられるレベルに達するには3〜4年かかる。シンプルなだけに丁寧な技術が必要となるTシャツの縫製は、株式会社コーセイニットで仕立てられる。

繰り返し洗濯をしても、首まわりが へたれないように仕上げられている。

肩の縫製がタコバインダー仕様なのもポイントだ。タコバインダーとは二重針で二重環縫いを行う仕様のことで、伸び止めになり、たとえばハンガーにかけたときに生地が伸びてくるのを防いでくれる。

しっかりフィットし、へこたれないタフな襟まわりができると、Tシャツの顔立ちが違ってくる。パーリーゲイツ エッセンシャルのTシャツは、ここに徹底的にこだわったものづくりがあった。

何度も袖を通したくなる、快適な素材感と
それを裏付けるオリジナルの生地。
パーリーゲイツ エッセンシャルのTシャツは、
シンプルだからこそ、シルエットと
襟元の美しさを追求しました。

日本各地で作られる確かなるクオリティ。
それが、新しいPEARLY GATES ESSENTIALです。

■PEARLY GATES ESSENTIAL made in Japan.
発売日:2023年3月10日(金)より全国直営店舗及び公式オンラインストアにて順次発売。