FACTOR 3 PEARLY GATES ESSENTIAL made in Japan.
老舗工場との情熱のもと生まれた伝統のトラッドを進化させたポロシャツ

パーリーゲイツがその誕生からずっと愛し続けている日本国内での上質なものづくり。
その素晴らしさを、PEARLY GATES ESSENTIALを通して改めてゴルファーたちにお届けします。

高機能素材と編み方の工夫を
突破口に、
より快適に進化した
最上級スーピマコットンを
使用した「裏カノコ」。

ゴルフウェアの代表格といえば、ポロシャツ。
ベーシックでトラディショナルなアイテムだが、それだけに“新しいもの”を生み出すのは困難。
あくまでもトラッドベースを崩さず、現代の気候にもフィットする進化したポロシャツを追求し作り上げたのは、ブランド創業時からの老舗工場との信頼関係と時代とともに進化し続ける技術があった。

究極の新しい「ベーシック」を求めて。「進化」を続ける顔役アイテム

ポロシャツといえば、ゴルフウェアの“顔役”。パーリーゲイツでも、最重要アイテムのひとつとして位置づけされている。ポロシャツの需要はゴルフのシーンだけにとどまらない。デイリーウェアとして安定した人気があり、近年はビジネスシーンでも、きちんと感とリラックス感を兼ね備えたウェアとして注目されているカテゴリだ。それだけに、愛され続けるものを作り続けていかなければならない。

しかしこれが簡単ではない。白やネイビーのポロシャツはベーシックなアイテムであるため、個性を出したり他のアイテムとの差別化が難しい。かといって、安易に奇抜なものを作っても受け入れてはもらえない。あくまでもトラディショナルベースというパーリーゲイツのアイデンティティを崩さずに、どう新しいものを生み出せるか。常にそこが悩みであり、逆にいえばクリエイションの原動力となってきた。

ヒントはいろいろなところに転がっていて、気候変動がそのひとつだった。ゴルフは外で行うスポーツ。たとえば気温上昇や紫外線の問題はたとえば20年前よりも深刻になっているはずで、そのことはプレーヤーにも影響している。チーフデザイナーの酒井は、いまや1年のうちで何の対策もせずに快適にプレーできる期間は、およそ1ヶ月しかないと気づいたところからパーリーゲイツの新たな追求が始まった。

PGチーフデザイナーの酒井(中央)と担当デザイナーの村上(右)とシマダテキスタイルの嶋田社長。素材を触りながら意見を交わしていく。

時代とともにこれまでの常識を進化させる。

ポロシャツには、綿素材を鹿の子編みにした生地を使うのが一般的。しかし昨今の気候では、綿100%のポロシャツは吸った汗を溜め込んでしまい乾きにくいために、快適にプレーできない。そこで、パーリーゲイツ・エッセンシャルのポロシャツは、綿とポリエステルの交編にすることで、天然繊維特有の滑らかな肌触りと優れた機能性とが期待できる。
直射日光にさらされるゴルファーの皮膚を紫外線から守るために、交編するポリエステル糸には、紫外線遮蔽効果の高い高機能糸アロフト® ※1 を使用。

東レが開発したアロフト®は、光の透過を抑えるセラミックス粒子を高濃度に練り込んだポリエステルを、通常のポリエステルで覆った芯鞘構造糸で、紫外線遮蔽効果を高めた素材だ。
機能的なポロシャツを作るために、アロフト® などの高機能繊維をいかに使うかが、ひとつの進化のカギとなった。

綿糸に高機能糸アロフト®を交えて編み上げていく。

逆転の発想から生み出すクリエイション。新しい快適さを求めた「裏カノコ」の開発。

栃木県佐野市の「シマダテキスタイル」は、30年にわたってパーリーゲイツのポロシャツ生地の編み立てを行っているファクトリーだ。創業からおよそ68年の老舗で、パーリーゲイツにとって重要なパートナーのひとつとなっている。ポロシャツだけではないが、パーリーゲイツの商品は商社や代理店を通さず、ブランドとファクトリーの直接の、密なコミュニケーションを介して作られている。これまでも新たな生地を世に誕生させてきた。パーリーゲイツ エッセンシャルのポロシャツは、知識と確かな裏付けに加え老舗ファクトリーとの信頼のもと、機能性と美しさを両立した、より時代に合ったポロシャツを新たに生み出したのだ。

シマダテキスタイルの嶋田社長。

「パーリーゲイツさんのオーダーに合わせて作るわけですが、ちょっと他のブランドではここまでないというくらい、企画のこだわりが強いです。どうやったらリクエスト通りの色や風合いを出せるか。生産の人間と膝を突き合わせて考えて、より良いものを作るためにチャレンジするというのはパーリーゲイツさんのお仕事ならでは。作り手として何か感じるところがあります」と嶋田誠一・代表取締役。

このとき新しいコレクションに向けて準備されていたのは、「裏カノコ」と呼ばれていた生地だった。
前述の紫外線遮蔽効果の高いアロフト®と環境配慮型素材のリサイクル繊維 &+(アンドプラス)®※2の2種のポリエステル、さらに綿をミックスした鹿の子の編地だ。
パーリーゲイツ用にカスタムしたという機械が、糸を吸い込んで編み上げていく。

特注のカスタム編機で編み上がったばかりの「裏カノコ」。ここからシルケット加工を施し染色性を向上させる。

「裏カノコ」は、通常裏面にくるポリエステルを表に出して、綿を裏にするという逆転の発想である。
これによって、直接肌に触れる部分が天然素材となるため肌触りがよくなり、直射日光にさらされる表面が高機能糸アロフト® となることで、 紫外線遮蔽といった機能的な部分がより活かされるようになった。
また、糸使い・混率・生地の厚み・編み組織など、設計を工夫することで、白い生地でありながら透けにくいというポロシャツにぴったりの特性も得られた。
東レ㈱・長繊維事業部の松尾和真氏も「よく工夫された面白いアイデアだと思います。」とポリエステル繊維の斬新な使い方に驚いていた。

常識を覆す高級スーピマコットンとポリエステルとの混合。上質な風合いと機能性とを両立させる。

超長綿(スーピマコットン)を使用し編み上げた生地。上質な風合いが特徴。

嶋田氏は綿素材に、希少価値の高い超長綿(スーピマコットン)を使うことを提案。通常、高級品である超長綿をポリエステルと混ぜることはあまりない。しかし間違いなくクオリティはアップする。普通のコットンは洗濯を繰り返すと毛羽立って硬くなってくるが、超長綿ならそうそう劣化することはなく、本当の意味でサステナブルな商品となった。

※1、※2:アロフト®および&+®は、東レ株式会社の登録商標です。

品格は最後に、老舗ソーイングで完成する

手掛けるのは、千葉県東金市にファクトリーをもつ「株式会社 精巧」である。
ブランド誕生時から付き合いのある縫製ファクトリーだ。「やっぱりものづくりだから。信頼されたときが一番うれしいよね。」そう語る精巧の代表取締役 近江誠氏。TOYOTAソーイングシステムを東京界隈でもいちはやく導入し、高効率かつハイクオリティな生産を実現してきた。

エレガントな佇まいを完成させる立体的な襟つけ

ゴルフシーン以外のフォーマルなシーンにも着用可能なパーリーゲイツ エッセンシャルのポロシャツ。
ミニマムなデザインながらも存在感のある佇まいと品格は、価値のあるオリジナルの生地と“立体的な襟”によりを裏付けされる。

パーリーゲイツ エッセンシャルのポロシャツ。襟元にさりげないステッチがあしらわれている。

精巧では、長くパーリーゲイツのポロシャツが仕立てられてきた。ソーイング技術と「立ちミシン方式」とも呼ばれるTOYOTA社の生産方式により、通常手間のかかる襟付けをスピーディーかつ繊細に仕上げていく。
襟が立っていること。これが世界に誇るメイドインジャパンの高品質の一つともいえる。

立ったまま作業を行うことで、生産性を高めている。左から、田河工場長、精巧の近江社長、佐藤執行役員

「徹底的に手を抜かない、それがパーリーゲイツのものづくりですよね。」と精巧の佐藤貢一・執行役員。パーリーゲイツを担当して23年にもなる、ブランドを長年支えてきたパートナーのひとりだ。
「原料にこだわり抜いている分コストも高く、求められていることも難易度も高い。お客さまにとにかく満足してもらいたい、そう思っている強い意志を感じます。そうやって作ったものだから、出来上がったときの満足度も、やっぱり高いんですよ。」
ハイクオリティ長年の知識と信頼のもとパーリーゲイツのポロシャツは作り上げられてきた。そこには、真似や誤魔化しがきかないものづくりがあった。

パーリーゲイツ エッセンシャルのポロシャツ。
上質な品格と機能性とを兼ね備えた
ゴルフウェアの顔役は、
確かなものづくりのもと完成しました。

日本各地で作られる確かなるクオリティ。
それが、新しいPEARLY GATES ESSENTIALです。

■PEARLY GATES ESSENTIAL made in Japan.
発売日:2023年3月10日(金)より全国直営店舗及び公式オンラインストアにて順次発売。